今朝は開店前の時間でお客様のお宅へ。
デザインも決まった。
色も決まった。
あとはサイズ。
実際に敷きたい場所でサイズを確認。将来的なことや、使い方を考え、一畳ほどのサイズに決定。
伺ったお宅では、冬休み中の小学生の息子さんとワンちゃんがいて、息子さんの絵が大切に飾られていたり、旦那さまの欠かさずきちんと手を合わせる日課のこと、暮らしの空間の至るところに家族の愛があって、あぁ、このお家であれば、手織りの絨毯がとっても生き生きと本領を発揮できるなぁと。
何を聞いても「もうなんでもいいよ」という感じの息子さんでも、ちょっとは一緒に迎える絨毯について考え触れることができたのかな、と思う。冬休みでよかった。
小さな子どもが興味なさそうにしていても、その環境のなかで起きていること、必ず全てを聞いて見ている、と思っていて、その一瞬の経験は、おとなになったときにふと繋がってくる。
だから、二度と戻れない今日という日を大切に思う。
そんな家族の日々のなかに、一枚の絨毯があって、その大切な居場所をつくる一枚をわざわざ『つくる』ということに、とっても意味があると思う。
床の色や空間の大きさと絨毯が合うかどうか、という観点ではなく、どう使うか、敷くことで何が得られるか、について、完成した先の未来をあれこれ思い描く時間があるのは、目の前に見えないものを買うオーダーメイドだからこそではないでしょうか。
すぐには手に入らない、すぐには使えないからこそ、イマジネーションが豊かになってくる。
お届けは春過ぎ頃。
新しい季節を待ち侘びながら、作り手と共有する数ヶ月を過ごします。
赤って派手じゃないか?の心配も、敷いてみれば一瞬で、いいね!に変わっていました。
*お客様のご自宅へ伺う際は、感染症対策として、検温による無発熱確認、マスク着用、アルコールによる手指消毒、短時間対応を心がけて対応させていただいております。
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